ATENARI: シャトヤンシー

2015年06月25日

シャトヤンシー

銀座もとじさんの「大人の夏期講習〜日本の自然布を学ぶ」という催し。 大人の夏期講習・・・魅力的な響き!

7回シリーズのうち6回目の今日は、「日本古来の麻」でした。
参加を決めたのは、先日、岩立フォークテキスタイルミュージアムで日本の大麻繊維布を見たのがきっかけです。

栃木県大麻博物館の高安館長が文献から断片的に紹介して下さる、日本人と麻との深い関わりは興味深かったです。
神道では特別な素材であること、生育がとても早くまっすぐ育つことから子どもにまつわる思いを込められたことなど。

一番インパクトがあったのは、麻(日本古来の大麻)の生産量の推移を表すグラフでした。
60年代から70年代にかけて壊滅的に減っていく勢いがすごくて、麻に限らず、人が家庭生活圏で出来るさまざまな手仕事の成果が、社会的に不要とされていったことの象徴のように思えました。


さて、シャトヤンシー。

カタカナだと何だか分からないですね。Chatoyancy、一方向にそろった組織がつくる猫の目のような光の効果のことです。
宝石だとクリソベリル・キャッツアイとか、タイガースアイとか。高級木材にも、美しいシャトヤンシーの出るものがあります。

150625.jpg

今日見たシャトヤンシーはこれ。 麻の、糸状になる前の状態です。 繊維が細くてつやつやでぴかぴかで、ただ美しい!


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